なまけ者は寒いときに耕さない、 それゆえ刈入れのときになって、求めても何もない。
手を動かすことを怠る者は貧しくなり、 勤め働く者の手は富を得る。
怠りは人を熟睡させる、 なまけ者は飢える。
なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、 しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。
それゆえ、貧しさは盗びとのように、あなたに来、 乏しさは、つわもののように、あなたに来る。
なまけ者は、手を皿に入れても、 それを口に持ってゆくことをしない。
なまけ者よ、ありのところへ行き、 そのすることを見て、知恵を得よ。
人の心にある計りごとは深い井戸の水のようだ、 しかし、さとき人はこれをくみ出す。
なまけ者の欲望は自分の身を殺す、 これはその手を働かせないからである。
風を警戒する者は種をまかない、 雲を観測する者は刈ることをしない。